2019年3月26日

シルクプリントの細ラインの限界

シルクプリントのラインはどこまで描ける(プリント)のかの実験をしました。

ご覧のように0.25ポイントまで行けます。これは所謂ヘアーラインより細い世界です。おそらく乳剤版(通常版)では出ないラインだと思います。さすがに多少の”飛び”や”むら”はありますが、改めて当方の使ってるデジタル製版機のポテンシャルの高さを感じます。

このラインが出来ると言う事はドットであればもっとその性能を発揮出来ると思います。物理的に考えても紗(糸)がありますから、どうしてもラインはそれと喧嘩してしまい苦手です。しかし、このレベルまで印刷可能であれば銘盤なども問題ないでしょうね。しかもこの紗はなんと70メッシュなのです。少しシルクプリントの事を理解してる方であれば、にわかには信じられないでしょうね?

無論それ以上のラインは何ら問題ありません。結論から言うとメッシュはあくまで土台なのでその細さ太さは関係ないのです。しかしこれ以上のコアーな話はこの場では理解できないし、面白くないと思うので、ご興味がある方はお問合せください。

インクは油性ラバーでしか無理な事も付け加えておきます。

ただ、最近水性でもこの世界を出来るとの噂(現物見てます)が出回っており非常に興味があります。もし、これが事実(使いがっても含め)なら、この製版機と同じくらい革新的な事です。

あまり期待せずに(過去にも何度かこの手の話はあったのですが、採用には至りませんでした。)その登場を待ちたいと思います。